2015年5月11日

係争地に立つ無名碑



たまに「おさんぽしよう」とだけ書いてパーティ募集を出すことがあります。

だれも参加しない日もありますが、運が良ければ数人ののんびりさんが参加してくれます。

それぞれが私とは違う視点や感性や知識を持っているので、
ふだんのお散歩エリアも、パーティメンバーによって異なったものになるのが面白いです。



さて。


ある日の私たちは、北ザナラーンでおさんぽしようと決めました。


ここは、ウルダハとガレマール帝国が領有権を巡って係争中の土地です。


戦地ゆえの荒廃した雰囲気の中、うろつく兵士たち。

さらに青燐泉から立ちのぼる青い霧が日を遮って、いつも不気味に薄暗いところです。



ここをみんなでコワゴワお散歩しているとき、青燐泉の近くでメンバーが小さな碑を発見しました。


平たい石の上に小ぶりな石をいくつも並べ、
大きめの楕円形の石を立てる支えにしています。


岩石の崖や、ちょっとした石がごろごろしている北ザナラーンだけど、
ここまでそろっているのを見ると、やはり人工的に据え付けられたものでしょう。


しかし困ったことにこの碑は地図にも記録がないし、
石自体にも碑文らしき文字は刻まれていません。

まったくの謎の碑、なのです。



推測に過ぎないけど、常に両軍が睨み合うこの地では
きちんと弔うことも、故郷へ帰してやることもできなかった戦死者を、
遺された兵士たちでこうして簡易的に弔うのかもしれませんね。

しんみり。



*******************
ブログランキングに参加中
  ↓ ぽちっと応援してね

2 件のコメント:

  1. これは名のある人のものだったような・・・
    いずれ知る機会があるはず!

    返信削除
    返信
    1. 知ってしまいました…係争地ゆえの戦死者ではなかったのですね…
      近々記事にします!

      削除