2015年6月15日

砂漠のサボテンダー愛


南ザナラーンの忘れられたオアシスは、広大なサゴリー砂漠に隣接した、ヒトの住むところとしてはエオルゼア最前線の集落です。

サゴリー砂漠は周囲を地溝でえぐられた台地のようになっています。



ある日、ここから砂漠へ出て灼熱の風と砂塵に耐えながら南下してみました。

チョコボの足で行ける最南端まで来たところで、一人のヒューラン族男性に出会いました。

砂漠を抜けて来て荒ぶるズタボロ姿の私を見て、最初こそ怯えていましたが、
すぐに打ち解けてサボテンダーの話をしてくれるようになりました。



彼はハブさんといって、サボテンダーを愛する温厚な人物です。

ほとんど緑地のない砂漠の中にたった一人で住んでいます。


顔色が悪い、というかカサカサに干涸らびているのは、彼がゾンビーだから。

一応、鍋で煮込んだスープやビンづめ果実といったものを食べているようですが、
実際のところゾンビーゆえ、あんまり水分は必要ないのかも。

熱波もそう苦にならないかと思うと、少し羨ましくもあります。




ハブさんは、元はベラフディア王朝の兵士でした。

他の多くのゾンビー同様、ベラフディアの内戦の中でゾンビー化され、
ベラフディア王朝が滅亡後も死にきれずに取り遺されてしまったのでしょう。

そのあたりをもう想い出したくないのか、あるいはもう忘れてしまったのか、
友達のサボテンダーの話をするハブさんの優しい表情に、苦難の影は幸い見えませんでした。



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