2015年7月1日

王は何を語るか


ザナラーン地方といえば無数の遺跡と奇岩の宝庫です。

その中でも、「冒険に慣れていない方でも安全におさんぽしやすいところは?」と聞かれれば
西ザナラーン、ホライズンからベスパーベイの辺りが私のオススメですね。

ここにはなにしろ見どころがたくさんあります。
たとえば一枚の写真に入る材料でも、いろんなお話ができるのです。


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この道は、商港・ベスパーベイから、交易地のホライズンを経て、ウルダハへ至るという重要な物流ルートです。

街道沿いはウルダハ兵の銅刃団が警備しているので、丸腰でもそこそこ安全です。


ところで、なぜ他の隊ではなく、銅刃団が街道警備をしているのか。

それはベスパーベイの港を整備したウルダハの大富豪・ロロリトさんが、銅刃団を束ねてもいるためだそうです。

ウルダハの兵団の中でも少々ガラが悪いため、嫌われがちな銅刃団。
しかしここでは公的な兵士として、ちゃんとウルダハ経済に貢献している、というわけです。


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ごく浅い池が広がっている中を踏み石で区切るかのように、石や土でできた道が続いています。

水のある景色に立つと、ザナラーンを歩いていることを忘れさせ、爽やかに涼しくさせてくれます。

街道の周辺はベラフディア王朝時代の遺跡でもあるので、ナゾの建造物や「物言わぬ王」という石像もあって、雰囲気は満点ですね。


ベラフディアといえば、日神アーゼマ信仰で知られます。

カルン遺跡などと同様に、ここの建造物にも、お皿に乗った円で表されるアーゼマのマークが見て取れるでしょ?



ここではウルダハから来た呪術士ギルド職員が遺跡調査をしています。

いつの日か、「物言わぬ王」に秘められたメッセージが明らかになって
「物言う王」になっちゃうのではないかと期待しています。


もしかしたら「ほんとはオレは王様じゃありませんでしたー」って言うかもね。

だって、ベラフディアはララフェル族を王家にしていたそうですよ?
なのにこの像のモデルはヒューラン族でしょう?


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それからもう一つの見どころといえば、なんといっても奇岩!

ところどころに柱状に立つ岩は、20ヤルム(20ララフェル)くらい上で細い道のようにつながっています。

いま足元に流れている河川水が徐々に岩山を削っていって、
たまたま残された部分がこういう形になったのだろう、と勝手に推測しています。


またいつの日か、あの上を歩いてみたいですね。

そのときがきたら、重そうなルガディンは抜きで行きましょう。



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