2015年8月11日

百物語はいかが?


ある日、宿屋で荷物の整理をしていて、カバンの底の方から見慣れない包みを発見しました。
おぼろげな記憶をたどってみると、どうもずっと以前にウルダハの町で頼まれたまま、
うっかり届け忘れてしまっていた荷物のようでした。

もう依頼人の顔は思い出せません。
不思議なことに、思い出そうとするたびに頭の奥がずーんと重くなる感じと、
女の子のような声で「・・・チギリ・・・チギリ・・・」と、
はっきり言葉にならない、途切れ途切れの声が聞こえる気がするのでした。

なんだか気持ちが悪いので、さっさと届けてかたづけてしまおう。
そう思って包みを調べました。

カバンの中であちこちぶつかって擦り切れたらしく、
くたびれた包み紙に書かれた依頼人の名前はもはや読めなくなっていました。
受取人の名前も読み取れません。

かろうじて読めたのは「忘れられたオアシス」という宛先だけ。
南ザナラーンのサゴリー砂漠を臨むミコッテ族の小集落です。

たとえ誰に頼まれたかを忘れたとしても、現地で誰かに聞けば受取人くらい分かるだろう。
そう判断した私は、陸路、サゴリー砂漠を目指しました。

・・・・・・

・・・

(続きません)


*******


怪談。くゎいだん。


怖い話は怖がる方です。
でも、そう嫌いではありません。

それで先日、怪談イベントをしたいなーと思って、それなら会場を見つけようと考えたのですよ。
ひと気が無くて静かな場所を、と方々探し歩いて、いくつか候補地も見当を付けました。


その中の一つ、南ザナラーンのナルの祠はそういうイベントをするにはなかなか良さそうな所です。
なにより昼夜を問わず薄暗さではぶっちぎりでした。


参加者みんなでイフリート・エギやクロックワークサンをろうそく代わりに出しておいて、
ひとつ話が終わるごとに消灯していく、そんな百物語スタイルの会ができたら
面白くてこわいかなー、などとぼんやり考えました。


なお、兄弟でひと柱とされるナルザル神のうち、ナル様の司るのは「現世利益」。
ナル様にお祈りしたことは生きているうちに叶うそうで、
ウルダハで厚く信仰されるのもあそこが経済都市だからです。

死後の世界を見守るザル様に比べるとちょっとなまぐさい神様だね。


あ、ぶっチギリです。さっきの言葉のネタ晴らし。



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2 件のコメント:

  1. 百物語!
    ナイスアイデアです。
    絶対怖いよ!!

    でも、私には無理かも。
    昔違うネトゲで怪談話になりまして、それはそれは怖い話だったのです。
    これ以上は無理;;
    追い詰められた私がとった行動はログアウトでしたww
    だって読まないようにしてもログに残るんだもん;;

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    1. あれー?ブログを拝見しましたが怖い話を書いているじゃないですかー
      目を逸らしてもだいじょうぶです、怪談はあなたの心の中に残ります

      削除