2016年1月6日

タムタラのまっ暗なそこで


森の中、王たちの静かに眠る墓所。

その暗がりにあったものは・・・



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どう考えてもおさんぽには適さないであろうと知りつつ、タムタラの墓所へやってきました。


というのも、灯り(クロックワークサン)を使って暗がりを照らすのが面白くて、
「昼でもまっ暗なところ」を探して歩いて、ここにたどり着いたのです。

灯りで照らさないと歩けないようなところに、何か変わったものが隠れているのでは?





タムタラの墓所の奥の方で見つけたのは、木と金属でできた、真新しい扉でした。


日の差さない闇の中で、うっすら苔が生えるほど長い間手の入った形跡のない石組みの壁。

それとは対称的に、こちらの扉は錆びも朽ちもしていません。

かっちりした直線と曲線をつくる技術という面でも、ごく最近作られたことがわかりますね。



かんぬきが手前側にあることから、扉はこちら側(私のいる側)から閉めたことがわかります。

「普通そういうものでしょう」と即断してはいけませんよ。

このかんぬきから、「妖異みたいなオソロシイ何かが扉の向こうに居たとしても、突然出てくることはなさそうだ」とわかるのですから。



ちょっとした気のゆるみが死を招くのです。







小さなものでは、フックとロープを見つけました。

これも金属部分はつやつやで、まっすぐな木材の柱に取り付けられていました。


お墓の掃除用具とかの整理のため?

いきなり足元が散らかっていますよ?





こんなふうに観察していた私の後ろから足音が近づいてきました。








はっ!

・・・どうも、おじゃましています・・・


すいません、つい目に入っちゃって。

その・・・裸、ですね・・・寒くない?



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1 件のコメント:

  1. クロックワークサンを使って暗がりを照らす、面白いかもw
    考えたこともなかったです。私も今度やってみようかな。タムタラはちょっと怖くて近寄りたくないけど…。

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