2016年2月6日

氷結の幻想ヤク



寒い寒いクルザス西部高地で、イエティたちに会いたくなって彼らの棲処を訪れたときのこと。

もさもさの毛皮を羨ましく眺めつつも彼らと鬼ごっこなんかをして親しんでいると、
巨大な洞窟になっている棲処の奥の岩壁で、氷塊の中に何かを見つけました。



むむっ! と近づいてよくよく見ると・・・

これは・・・ウシ? ヤギ?








などとトボケるまでもなく、氷漬けになっていたのは洞窟の外でよく見かけるウーリーヤクでしょうね。
ご覧のとおり、そっくりです。



全身をモコモコの毛で覆って、寒さに強そうな見た目をしています。

ぶっとい巻き角と巨体も特徴的。


ラノシア地方に棲息する巨大なウシたちとは近い種なのかな?
角での形が違う(ラノシアのウシの角は水平にまっすぐ伸びている)けど、
鼻の質感や大きさがよく似ています。


目は赤っぽくてちょっと怖いです。








ちなみに。


このヤクを攻撃して倒すと、四足で体重を支えきれずドシーンと膝を屈して倒れてしまいます。

一方、洞窟にあった氷漬けのヤクは倒れていない・・・


つまりこのことから、「洞窟のヤクは、生きた状態のまま閉じ込められたのだろう」と推測されるのです!


それだけ、あの氷の塊が短時間に成長したことを、
ひいてはクルザス地方の寒冷化の勢いの凄まじさを物語っているのでしょう。



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2 件のコメント:

  1. ふぉー、これは!さすがみよよさん!全然気づきませんでした。まだまだウロウロが足りない。
    あっという間に凍っちゃったのね。ダスクヴィジルの悲劇もきっと凄まじかったんだろうなぁ。

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    1. 「あっという間に凍ってしまったなら、あっという間に溶けるかも」と、
      ダスクヴィジルの兵士たちは思ったのかもしれません。
      寒さに耐えるのは悲しくてつらかったことでしょう・・・

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