2017年2月13日

霊峰を見下ろせば奇観あり

霊峰たりと名乗るは誰か。

山か、裾野か、草木か。

霊峰は名乗らぬ。

只在り、只霊峰たり。



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以前撮った写真の束から、おさんぽの記憶をふと思い出しました。

それは、ドラヴァニア地方の霊峰、ソーム・アル山の写真でした。







ソーム・アル山をね、ふもとである高地ドラヴァニアから見上げると、こうでしょ?

私たちがモーグリ族と出会った、いつも「山頂」と呼んでいる場所は、この山のどこなのだろう?


そんな疑問に駆られたのでした。














で、またこの写真に戻るのです。


地図の上ではすでに山頂にいるはず。

と思ったのに、目の前にはいかにも山頂らしきとんがり山があるではありませんか。


あれ?

あっちが山頂?


登りきったのに、私がいるのは「ほぼ山頂」だったの?






とんがり山の下はどうなっているのかな?

崖っぷちに近づいて下を覗き込んでみましょう。


オオォ・・・恐ろしい・・・


むむむ、雲にかすんだ中に、何かが見えてきました。







えい!

思い切って飛んでしまえ!


さてさて。

近寄って見ると、「とんがり山」の下の方は、クリスタルがむき出しになっていました。



ははあん、山麓から見上げたときに、空に浮かんでいる岩のかたまりがこのとんがり山なんだね!


ということは、「とんがり山こそが本来の山頂」と言って良さそうです。






せっかく山頂の在処がはっきりしたので、もっと上から見てみましょう。

バッサバッサ・・・



むむむ!!


あの青い壁はなんだ!







すいーっと・・・近づいて・・・覗き込む・・・


おおお!

縦穴になっている!


なんと、山頂には大きな縦穴が空いていました。

もしや火山の噴火口?

奥へ進んでだいじょうぶ? しぬ?









そろりそろりと覗き込む・・・


穴の内壁は真っ青なクリスタルで覆われていました。

縦穴の奥に、底と言えるような岩はなく、穴の外と同じように雲が流れています。


その雲より下は・・・グリフィンが飛ぶのを嫌がって入れませんでした。

残念。



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まとめると、「山頂」は岩とクリスタルでできた円錐状のかたまりであり、
山の上に浮かんでいて、上下を貫くように巨大な縦穴が空いている・・・


ふうむ。

これだけ惜しげもなく奇観の大盤振る舞い。

認めるほかないでしょう。


あっぱれな「霊峰」です。



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2 件のコメント:

  1. あれっ?その山って底があったと思ったんだけど(´・ω・`)

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  2. ひえー!確認します!

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