石畳を敷いた上に、さらに石づくりの台座。
その上には木製の機械??
なんだかわかりますか?
いや、そこにころがっているナマズオではなく。
見る角度を変えると?
そう、大砲です。
横からは丸太のように見えた砲身も、内側は金属だったようです。
まあ、そりゃそうだ。
砲口は円弧状の車(と呼んだらいいのかわかりませんが)を履いています。
これを転がすことで、首を振るようにして、砲身を左右に回転させることができるのでしょう。
その円弧には目盛りが切られていて、砲身の下に伸びた突起が針のようにそこへ向いているのは、正確な砲撃をかなえる工夫ですね。
実用一辺倒かと思いきや、きれいな曲線に瓦が乗せられているところを見ると、まるで伝統建築か工芸品のようで、武器であることを忘れそうです。
砲口の下のこれはなんだろう。
はっ!
まさか!
思い出した!
ゴウセツさんの服にもあったし・・・
地図にも描かれていた、ドマの国章ですね。
もう一回。
シンプルな国章は、ここでは装飾的な意匠にされていますが、真ん中あたりはほとんど一緒です。
一緒だと思いますが・・・わかる?
砲尾には龍が浮き彫りにされていました。
ここにも気が利いています。
やるなあ、ドマ。
滑車でぶらさがっているヒモは、引っぱって点火したのかな。
こんなに砲台がきれいなまま残されているのを見ると、ここで戦闘はなかったのかな。
東に少し離れた所に、ついに壊れた砲台を見つけました。
金属めあての盗賊に持ち去られたというより、砲撃に遭ったというべき傷が台座にも刻まれています。
やっぱりここには、ガレマール帝国との戦闘があったんだね。
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