鮮やかな色彩に彩られた町を歩くなら
晴れの日だって
雨の日だって
心は軽い
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長い長い船旅の末、陸地に立っていても揺れているような感覚で脚がふにゃふにゃに溺れかけた頃。
ようやく!
遙かな東方、ひんがしの国に到着しました!
船からひらり舞い降りた場所は、鎖国政策をとっているこの国の中で、外国との窓口として唯一開かれた港町、クガネです。
リムサ・ロミンサとはまた違うさらさらと降る小粒の雨は、まとわりつくような湿り気を含んだ潮風のおかげか、あまり寒くありません。
目を奪われたのは珊瑚礁の中を泳ぐような色彩の嵐ですよ。
白! 緑! 赤! 金に黒!
でかでかと描かれたいろんな模様!
ヒョエー!
目まぐるしい!
男性も女性も同じような形の服を着るのがここの風俗のようです。
布を巻き付けている?
フム、これがキモノね。
私も着てみたいよー。
底面だけのサンダルとか、羽根ペンの代わりに毛筆を使うとか。
目新しいものであふれていて、見ていて飽きませんナー!
「ひんがし(東)の国」という呼び名について、港にいたおじさんに教わりました。
これまで、リムサなどエオルゼア諸国から見て「東」だからそう呼ばれているのであって、あくまでエオルゼア諸国向けの表現なのだと思っていました。
ところがこちらでもそう呼んでいるではありませんか。
「『ここ』は『東の国』だ」と言うの、妙な気持ち。
「ひんがしの国」で、国の名前なんだねー。
それから、これまでボンヤリとしか知らなかったひんがしの国の中の地理的情報もいろいろ耳に入ってきますね。
たとえば、ひんがしの国は群島型の国だとか、最大の島がコウシュウ、最西端の島がシシュウと呼ばれ、クガネはシシュウにあるのだとか。
一体いくつの島々があるのか、クガネよりも大きな町はあるのか、暮らしぶりや文化や産業はどんなものなのか。
残念ながら、鎖国政策のせいで、私のような異国人はひんがしの国はクガネの外には出歩けず、見て歩けない以上想像するほかありません。
んーむ、気になる。
まあ、目下一番気になるのは腹ごしらえですよ!
美味しいものに鎖国は関係なし。
ほう、ようこそクガネへ? 潮風亭?
コトカゼさんっていうの、よろしくね。
名物は? コウシュウ産の極上純米酒?
いえいいえい!
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