2015年5月25日
迷宮を満たす熱気
モードゥナの各地からその外観を見ることができるクリスタルタワー。
第七霊災の衝撃で地下から出現した古代アラグ帝国の建造物だそうです。
この国は、魔法と科学を融合させた独自の技術体系「魔科学」を使ってその繁栄を極めたということで、
クリスタルタワー周辺の遺跡群からは、高度に発達した文明の残滓を感じられます。
私も冒険者として調査員の護衛を頼まれて、ときどき行くようになりました。
タワーに辿り着く前に、まずはその防衛門を抜ける必要があります。
それがこの写真の、古代の民の迷宮です。
広大な屋内施設に多様な罠の数々、さらには強い魔物もうようよしていて
古代からそのまま防衛機能を保っています。
しかし、なかなかこれで見るところがあるお散歩コースなのでした。
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最初のホールから、全体がオレンジの光に包まれているのがわかりますか?
壁をドロドロと溶岩が流れていて、その熱と光が部屋を満たしているのです。
景色がうっすら煙っているのは、何かが燃えて煙になってしまったせいかもしれません。
「誰かが」、かもしれません・・・ブルブル・・・
ふつうの廊下も凝っています。
床の石組みが複雑なパズルのようで、凹凸が大きくて、すり足で歩くとつまづきそうです。
裾の長い服を着ている人はぜひ気をつけましょう。
ここを何げなく歩いていると、明るい床が見える、と思いきや
そこにはグラグラ煮える溶岩が流れています。
うっかりドボンと足を突っこんでしまうとダメージを受けます。
地味だからこそ、ひどい罠だね。
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