
モードゥナにそびえるクリスタルタワーにとって防衛門と目される、「古代の民の迷宮」。
その内部はいくつかの小部屋に分かれています。
最初に飛び込む中央のホールからそれぞれの小部屋へは廊下が続いています。
その入り口の頭上には、目玉の形の壁面装飾が施され、侵入者を睨みつけます。
特別なにか攻撃をしてくることはありませんが、目玉の形から生まれる圧迫感につい気を取られますね。
数千年前という古代アラグ時代から時が止まったままのこの迷宮。
壁は石造りながらあらゆるところに装飾が施され、
当時の人々にとって、いかに重要な施設だったのかを窺い知ることができます。
目立った破損がないのはやはり、不思議な力で時間が止まっていたおかげでしょうか。
それとも古代文明の高い技術力によるもの?
技術力といえば、光りながら浮かぶ箱のような転移装置も目を引きます。
魔物が居なくなった場所までなら、安全に転移させてくれる便利な装置です。
この青い光は、古代アラグ文明の関連施設に共通して見られる色合いです。
よし、アラガンブルーと名付けます。私が。
覚えておきましょう。
足元の石畳の隙間に、ひっそりと植物が生えているのを発見しました。
一体いつから生きているのかな?
防衛門、つまり侵入者を防ぐための施設ではありますが、
凝りすぎで奇妙に思われるくらい、よくできた装飾をたくさん見ることができます。
壁の石組み装飾に、ひときわ目を引くものを見つけたので紹介しましょう。
青い瞳と、涙のように描かれた部分は、アラガンブルーの光を放っています。
そして涙を受け止めるように手を伸ばす人の像は、悲しみを和らげたいという意志でしょうか。
この涙は誰の悲しみを表したのでしょうね。
神様? 為政者? 民?
それを受け止めるのは誰?
たとえば、アラグ文明時代に語られた神話なんかになぞらえているのかもしれませんが、
そういった知識はまだ見つかっていなくて、想像するしかないのが心残りです。
あるいは、そんなしんみりした解釈ではないかもしれません。
「クリスタルタワーは太陽の力を地上に降ろすための施設」という学説があるのを思い出しました。
この目玉みたいなのが太陽で、力を受け取ろうと手を伸ばす様子を象徴しているのかもしれませんね。
うーん、わからないことだらけ・・・
現時点では「よくできた像があるナー」くらいに眺めるほかありません。
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