「お嬢さまにぜひぜひ会ってくだしゃんせ」と爺やさんがおっしゃるので
ハウケタ御用邸におじゃましました。
お嬢さまに会う用事を手早く済ませたあと、
「せっかくのお越しですからお目汚しでしょうがどうぞ屋敷をご覧になって」と。
いやいや、そう言われずとも(言われていません)拝見いたしますよ。
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高い天井、彫刻された建材、
鈍く輝く調度品の数々。
植物をモチーフにした数多の装飾。
玄関ホールはお客さんを歓迎しつつも
名門ハウケタ家の威厳を誇示する、だいじな舞台でしょ?
冒険者向け住宅とは桁違いの、途方もないギルが動いたことでしょう。
やっぱり、建てるにあたって、
どこの町にもないくらいのゴウジャスを追求しただろうと思うのです!
上へ向けてゆるやかに幅を増す柱や、直線と曲線の織りなす壁の装飾は
ユリやハスを思わせます。
ステンドグラス越しに射す光が
階段に鮮やかな模様を描くのもたまりません。
黒衣森地方によく見られる球形のランプも相まって
全体に華美で優雅な雰囲気を醸しています。
こういうゴウジャスなお屋敷、良いではありませんか。
アタクシお気に召しましてよ。
オホホホ!
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