2015年11月11日
お出迎えはバヌバヌ像
大地を飲み込む竜巻のごとく天を突いて高くそびえる石像。
みごと、みごと。
偉大なり。
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きりりと晴れ冴え渡った青空に、冷たく強い日差しが作る鮮やかなコントラストを見せて立っているのは、
どう見てもバヌバヌ族を模した石像です。
集落の入り口に立つこの像は、表札がわりなのか、それとも一族で讃えている偉人か何かでしょうか。
短く湾曲したくちばし、ギョロッと円い目
目の上にはツノ? 耳? 何かがにょろっと伸びています。
お腹はぼよん。
ああ、バヌバヌ族の姿、思い出せる?
思い出せない方や会ったことのない方のために、バヌバヌ族のおひとりに登場していただきましょう。
こちらはバヌバヌ族のうちでも攻撃的・支配的なブンド族の方です。
背中から腕にかけての大ぶりな羽毛と、胸やお腹のふわふわの羽毛。
その下に潜むのは、ガッチリしたルガディン男性のような体型ですね。
さっき見た石像の背中にはちくちくとトゲ状の岩が伸びていたけど、バヌバヌ族の身体にはそういうものはありません。
もともとそういう石だったのを顔の部分だけ削ってバヌバヌ族に似せているのか、
それとも彼らの闘気とか迫力みたいなものをイメージしたトゲなのかな?
私が初めてバヌバヌ族のことを聞いたときの評判では「ふとっちょの鳥」と言われていました。
(おかげでしばらくパイッサのことをバヌバヌだと勘違いしていました)
そう言っていたのは細身の代表、エレゼン族のイシュガルド兵です。
こうして見ると、ふとっちょというより分厚い筋肉質な体つきと言うべきでしょう。
ゲストのブンドさんは去り際に、力感みなぎる腕を振り振り、太陽の舞を踊って見せてくれました。
自分たちの文化を大事にする姿勢はすばらしいですね。
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