2016年7月4日
湿地の廃都
湿地から湧き上がる霧。
はるかに聞こえる雷鳴。
人ならざる何かのささやく声。
緑のモヤモヤ。
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はー!
これが噂の亡国、マハ!
ついに来たぞー!
ふぅむ、なかなか壮観な遺跡の景色じゃありませんか。
簡素ながら、きちんと積み上げられた石組みの建物は、風化をものともせぬ造りをしているようですね。
これは楽しめそうだ!
(※ この記事は歴史ネタを含みます)
空賊団「レッドビル」の飛空艇に同乗してやってきまたのはヤフェーム地方。
かつて、第五星歴の時代に、マハという国が栄えていたと伝承されている土地です。
残念ながら現在のヤフェームに暮らす人々の姿はなく、辺りは見渡す限り水びたしの湿地帯。
水生動物や虫がいるばかり。
マハ冒険の案内役、「ねこじじい」ことケット・シーの知る1500年前には、この地は湿地ではなかったようです。
湿地になったということは、もともとは平野だったのかな?
(「土地に紐付いた歴史マップをつくろう」より再掲)
エオルゼアに暮らしていると、「ヤフェーム」なんてあまり耳にする名前ではありませんよね。
そのせいで「マハってどこ?」「ヤフェーム地方ってどこ?」と思う方も多いでしょう。
地図にあるように、ヤフェーム地方はアルデナード小大陸の西部にあります。
東に接するのはモードゥナ地方で、北東はクルザス地方にも接しています。
東から来る白妙河の流域に広がる湿地帯を領し、西はメルトール海峡に面しています。
おっと、「領し」なんて書きましたが、現在この地に住人やまともな政府が存在しているのかは不明なのでした。
まあ、これまで冒険者の耳に入らなかったのは、他の都市国家と交流するほどの人がいない土地だからでしょうが。
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歴史書によると・・・
マハを含むいくつかの国々が関わった魔大戦という戦争は、マハを飲み込むほどの大洪水を引き起こしてしまいました。
これがケット・シーの言う「1500年前」であり、第五星歴の終焉、つまり第六霊災として伝わっています。
なるほど、この湿地はその大洪水の名残なのか・・・
などと振り返りながら、おさんぽおさんぽ。
湿地の中のわずかな陸地をたどって歩いていると、石組みでできた門らしき跡を見つけました。
石には素朴な模様が刻まれています。
もう少し傾くと崩壊しそう。
エオルゼアでは百合はおくやみの場面で献花としてよく使われるじゃない?
だから、たまに咲いている野生の百合が、遺跡に手向けられているかのように見えました。
遺跡のほかはどこも草木がまばらで、あまり豊かではない土質を想像させます。
湿地があるせいか雲がかかりがちなのもあって、植物が育ちやすい土地ではないようです。
この地が再び栄えるようになるなんて未来は、だいぶ遠いような気がしました。
ようやく立派な遺跡を見つけ、おあつらえの入り口があると思ったら、濁流に行く手を阻まれてしまいました。
回り道をしなければ。
これだけ水量があるのを見ると、湿地の原因はこの川なのかもしれません。
この川の名前は、白妙河。
魚釣りをする人は、この名を目にしたことがあるかもしれませんね。
思い当たらないなら、わりとどこでも釣れるメイデンカープという淡水魚について調べてみてくださいな。
のんびり遺跡を探険していたいのに「さあ行け、やれ行け」とケット・シーが追い立てるので、仕方なしにピラミッドに近づいてきました。
ちくちくとげとげ、ゴテゴテした黒っぽさ。
ヴォイドアークと似た雰囲気です。
このピラミッドは軍事拠点だったそうなので、マハの人々の考える強さや恐ろしさを形にしたらこういう意匠になったのかな。
ピラミッドに近づいて気づくのは、外壁がここまで見てきた石の遺跡よりもずっと精巧にできているということ。
よほど重要な施設だったのでしょう。
無機質に真っ平らな表面に、曲線を持った複雑な彫刻がなされていてみごとなものですが、総じてグロテスクな印象も受けます。
単なる装飾ではなく、魔方陣とか結界とか、そういう呪術的な意味があるのかもしれません。
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映画エイリアンに出てきそうなレリーフが多いですよね
返信削除ちゃんと某考古学者みたいなカッコしてるw
返信削除今まで足を踏み入れることのなかった土地だけに興味がつきないよね。みいなさんが明日マハをめでる会をするけど早々に満員に。やっぱりみんなここはじっくり見たいと思ってるのね。
仕事&補欠なんだけど行けるとイイなぁ。