2015年8月10日

廃村の烈姫


高地ラノシアのプアメイドミルと呼ばれる廃村にやってきました。


「貧乏女の製材所」という名で通称されるのは、
このあたりが蛮族と魔物のせめぎ合う危険地帯となっていて、
働き手の男性が襲われて減ってしまったため。

ようするに未亡人がたくさんいたのだそうです。


廃村になってしまったのもそのせいでしょう。
今や、いくつかある廃屋の入り口はほとんどが封鎖され、朽ち倒れそうになっています。



しかし、廃村といいましたが無人ではありません。
メルウィブ提督の名の下に猟犬同盟という海賊上がりの傭兵団が、防衛と開拓のために駐屯しているのです。

焚き火なんかはその人たちが設営したもの。







猟犬同盟の中で興味深い人物といえば、こちらのラタタちゃん。


ふだんは村の外れで独り、こうしてぼんやり座っています。


ぶつぶつ何か言っているので近づいて聞いてみると・・・

「はぁ~・・・暴れたい・・・何か襲ってこないかしら・・・」とマッドなことをつぶやいていました。


あっぶなぁっ!





そんなアブナいラタタちゃん。
いえ、「狂犬のラタタ」。


ひとたび集落が襲撃されたと見るや、スックと立ち上がり・・・





襲撃者をぶちのめしに向かうのです。

無表情で。


無表情のまま「あはは!死ね!」みたいなことを叫びながら、
ちいさな身体に背負った大きな斧をブンブン振り回して戦うのでした。



じつにマッドです。




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