2015年8月31日

墓石巡礼の旅~ソフトクリーム編


夕闇迫るコボルド族の集落のすぐ近く。
ひっそりと佇む無銘の墓碑に祈りを捧げました。

もにょもにょ・・・よくよくお眠りください・・・
怖いので出てこなくていいです・・・

そう光らなくていいです・・・


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「幻術士としての才能があるヤンか」とエ・スミ・ヤン様に言われまして、
ウヘヘそうッスか? やっぱりッスか? と調子に乗りました。

その後もしばらく鍛錬を続けていたら、再びお会いしたエ・スミ・ヤン様から言われたのが
「もうエエわ、さすがやわ、教えることもうあらへん」とのありがたいお言葉。

さすが、エ・スミ様。見る目ある。
私もそう思ってた。




幻術士としてはすっかり免許皆伝だそうなので、キャリアアップとして白魔道士を開業しました。

白魔法は幻術の体系の延長上にあって、幻術士からのキャリアアップ、スキルアップに最適です。



こんどの師範代はラヤ・オ・センナ様。
カヌ・エ・センナ様の妹御であらせられる方です。


が。


ラヤ・オ様ときたら、私の修行に必要なアレがないコレがないと頼りないことをおっしゃるのですよ・・・
年齢不詳のくせに見た目が幼いからって子どもぶって、この甘えんぼさん♪
このっこのっ! 仕事しろっ!





ラヤ・オ様の足をぎゅっとお踏み申し上げて、ようやく白魔道士としての訓練方法を思い出させました。
それによると「昔の偉い白魔道士のお墓を巡礼しなさい」とのこと。



で、ですよ。


向かった先の北ザナラーンで墓石を見て、私は震撼しました。

そういう墓石だと知らない頃に来たことがあったのです!


そうかー、偉人のお墓だったかー、と感心しつつ、もにょもにょっとお祈りを捧げます。

ご無沙汰しております・・・
私はもっぱらおさんぽ士として元気にやっております・・・









お墓に眠る主のご意向だかで、ご遺体はいくつかの場所に分けて埋葬されたそうで、
何か所も巡礼することになりました。


お墓はたいてい人里離れた場所にありました。

形はどれも似ていて、平たい台座の上にごろんと丸い大きめの石を置き、小さな石で支えています。


幻影諸島の外れにあったお墓は、そのそばにヒルガオが咲き、
まるで年中お花のお供えがあるかのようでした。

そういうのちょっと羨ましいね。


いや、お墓に入りたいという意味ではなく。


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(つづく)



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