2016年1月3日

オーロラの夜明け


静かだった。

帆に夜風を受けても、風車は回ることを忘れてしまっていた。

空にただよう光が、代わりに揺れた。

どこまでも、静かだった。



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天気予報を聞いて、おさんぽ先を考える日々を送っております。


ある日、天気予報士さんに「またオーロラ出そうやで。アンタ好きやろ、また行ってき」と言われました。


オイオイ、またオーロラかい?
私にとって一体何度目だと思っているんだい?
(2度目です)



前回行ったときに気に入って、その後もたびたび天気予報を確認していたのです。

オーロラが見られる機会は多くないので、こう良いタイミングをつかまえるとホクホクしますね。


前回と同じクルザス西部高地&オーロラの組み合わせでも、
観測場所を変えて新たな景色に出会えますようにと祈りを込めて、ふたたび行くことにしました。


いざ、北へ!

キューン!(テレポ








現地に着いた時刻が少し遅めだったので、月は既にだいぶ傾いていました。

キリリと凍てつく空気を透かして、ゆらゆらと星空にはためく光の帯を眺めました。

うむ。
何度見ても良いものです。



ところで、ここはどこだかわかりますか?





じつは、クルザス西部高地の北東部にあるベーンプールの湖を堰き止める槍峡門の、その上に立っています。


日中でさえ辺りに人影がないので、一見すると打ち捨てられているかのように見える門ですが、
こうして夜になると灯りがともされるので、どうやら細々と管理されているようですね。


残念ながら管理室へは入れてもらえませんでした。
いまの私は、空から突然降り立った不審な人物だからしかたない。







やがて日の出が近づくとオーロラは見えなくなりました。

あっけなくて寂しいけれど、代わりに青空を置き土産にしてくれるのが嬉しいですね。

ご覧のように、西部高地では珍しい青空を、しばらくのあいだ見ることができました。



また見に来よう。



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1 件のコメント:

  1. オーロラきれいですよね。私も何気なく行った時偶然出くわしたことが2回ほどあります。本物を見たことないけど、もうこっちでみたからいいかなってくらいきれいだったw

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