2015年4月17日
巴術よ、もっとモードゥナへ
モードゥナに開かれつつある集落、レヴナンツトール。
なんとなく立ち読みをしていたある日。
私を気にも留めずに作業する店員さんのつぶやきによると、
どうも巴術関連書を探しているご様子でした。
まだまだ開拓地という雰囲気のモードゥナの集落は、
建物を建てる資源も場所も限られているので、
いろいろなお店がやむなく屋外にあるというのが現状です。
私が立ち読みしていたのは、本屋さんの露店でした。
銀泪湖からしばしば立ちのぼる霧に本が濡れるのも、日光に本が焼けるのも気にせず、
雨の日も嵐の日も、欠かさずお店を開いています。
巴術士の私としては、本の状態を心配せざるを得ません!
露店の天幕に乗っかるように、迷子のカーバンクルを発見しました。
巴術士が呼び出す時と違ってくつろいでいるのか、あるいは様子を伺っているのか、
ちょこんとお尻をつけて座ってキョロキョロしています。
迷子であることが分かったのは、ここの下を歩くミコッテ女性が探していたから。
その女性が呼ぶ「ルビーちゃん」がこの子の名前だろうね。
本は見つかりそうにないし、カーバンクルは迷子にしてしまうし・・・
モードゥナに巴術をちゃんと普及させないとイカンね!
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