2018年3月4日

テリトーーク!

疑いのまなざし。



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最近、ギラバニア地方に暮らすアナンタ族のお手伝いを始めたのですが・・・



・・・ふと。

ふと、先日の、アジス・ラーとイクサル族のエピソードが頭をよぎりまして。




そういうわけで、彼女たちの姿をよくよく見てみることにしました。









そういえば、アナンタ族の身体のウロコは、どういう形をしているのやら?


金属の装飾が華やかな胸当ての下は、すべすべのお肌のようです。

腰のあたりまで下りてくると、ぽこぽこと小さなウロコが見え始めました。


紫色の腰巻きを越え、ヒトでいう脚にあたる部分まで来ると、お腹側は横幅の広い大きなウロコで覆われています。



あっ、おへそもあるんだ。


肘から手のひらまでは長い手袋??

手や指の形は私たち「ヒト」とそっくりで、5本の指がすらりと伸びています。






脚にあたる部分。


背中側は、お腹側とはちがい、小さな菱形のウロコがたくさん。

背中側のウロコの方が黒っぽい色で、硬そうです。


むむ、ベースの茶色に、黒い横縞が入っているんだね。






尻尾を見せてくださいよ。


ふーむ。

細くしなやかな尻尾の先端は、まるで毛筆のよう。







ほとんどのアナンタ族は頭をベールで覆っていて見えません。


ただ一人、こちらの少女兵士アルパちゃんがベールの下を見せてくれました。

瞳の色は赤。


髪の毛は・・・毛じゃない?





遠目にはロングヘアのように見えますが、毛の束というより、ウロコや革細工のようです。

これも生えたり抜けたりカットしたりするのでしょうか。








さて。




「まさかまさか」の確認のため、やってきましたよ。

ここはアジス・ラーの浮島群の中でも北東に位置するベータ管区です。




・・・どうでしょう?


似ていませんか?






うーむ・・・

おっと、ご紹介が遅れました。

こちらはラミア・テリトークさん。

なんとかシステムとかいう機械の説明によれば、キメラ生物だそうです。


右手に剣を持っていますが、知性はあまりないようで、ぼやぼや観察していると襲いかかってきます。

気をつけましょう。




ほら、胸の飾りの好みも、体つきも、アナンタ族とそっくりでしょう?

瞳の色もおそろいです。




ところが頭はぜんぜん違いますね。

頬から上は、アナンタ族とはすっかり別物です。

ハッ! それで知性が無いのか??





布の腰巻きをしていないので、腰回りの様子がよく見えました。

小さなウロコが、下に行くにつれて徐々に大きくなっているのがわかります。


両手はというと、ヒトの手とはほど遠い形をしていますね。

ウロコに覆われた4本の指に、長い爪が生えていておそろしげです。





脚から尻尾は?

これまたアナンタ族とそっくり。



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「キメラ」とは、同一個体内に複数の生物の遺伝情報を持つ細胞が混在している状態です。

要するに、身体のある部分はAという生物で、別の部分はBという生物で、それが一匹の中に収まっているということ。



やはりここにいるラミア・テリトークは、数千年前のアラグ帝国において、アナンタ族と何かを合成したキメラなのでしょうか。



アラグ帝国はアルデナード小大陸(エオルゼア)全土を支配していたそうだから、おそらくギラバニア地方も支配地域。

キメラ生物として有用な組み合わせを試すとき、アナンタ族の細胞も使われたとしても、あまり不思議ではありません。





ちなみに、アジス・ラーの隔離実験島にはたいへん凶暴なラミア型キメラがいます。

ステンノーと呼ばれるそのキメラが生まれたことがきっかけで、その島が隔離されたのだとか。



目的はなんだったのだろう?

知性が無いから兵士じゃないよね?

生物兵器?







考えごとをしていると、別の種類のラミアを連れてきてくれました。

はあ、ラミア・サイブリッドさんですか。

こんにちは、わざわざどうも。







ラミア・サイブリッドは、アナンタ族とはあまり似ていません。







頬からお腹までは似ていますが、それ以外の部分は魚に近い雰囲気があります。

ほら、アナンタ族やラミア・テリトークはヘビっぽかったでしょ?

耳の部分の突起の間には、薄いヒレのようなものがあります。



アクセサリーをじゃらじゃらするのは好きみたい。





脚にあたる部分は、お腹側も背中側も、扇形でかなり小さめのウロコをまとっています。








ほらね。






尻尾は?

尻尾は二またに分かれ、やはり尾びれのようにヒラヒラです。


「ラミア」にもいろいろあるんだなあ。



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調べたことメモ

テリトーク thelytoke / thelytoky
産雌性単為生殖。一個体での生殖(単為生殖)が可能で、産まれる仔が雌のみになる性質。

あれ、それってアナンタ族も一緒じゃ・・・


サイブリッド cybrid
細胞質雑種。複数の生物個体の細胞内構造が混在した一細胞。
アジス・ラーではキメラと呼ばれているが厳密に言うとキメラではない。
(キメラ=複数の生物個体の細胞が一個体に同居するもの)


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プラチナリボン運動

1 件のコメント:

  1. いつも楽しく記事を読ませてもらっています!
    今回の考察から外れますが、リヴァイアサンのエーテルに当てられた、囚われた女性がなってしまうモンスターもいらっしゃいますね。
    サスタシャハードの彼女達も是非観察してみてくださいー(する暇がないかもですが��)

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