2015年9月28日

新説・アジス・ラーとラノシアの関係



奇観だらけのアジス・ラーで、またしても悩ましいナゾが!

世界がッ! 歴史がねじ曲がるッ!



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先日の記事と同じくデルタ管区での発見です。
(前回のナゾ:「新説・アジス・ラーとザナラーンの関係」)




今日も今日とておさんぽ日和。
命からがら、身を焦がさんばかりのおさんぽ生活です。

この日、やってきたのは、デルタ管区の南東部にあるエシュ・トームという場所。



むむむ。
この地形は一体・・・?



(以下、ネタバレと推測だらけの話がつづきます。アジス・ラーを飛行できている人にはネタバレにならないはず)

(あと、長いです)

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上の写真で、地面から突き出て弧を描くこれらをごらんください!


薄茶色の岩のようなこれらを、ここでは仮に「トゲ」と呼ぶことにしましょう。
表面は岩石のようにがさがさで、ところどころひび割れていますね。

先端は鋭く尖り、ふたたび地面に刺さらんばかりに、地へ向かっています。

根っこの方はずっと太く、いくつかの束になっていて、まるで「生え替わりそう」。
つまり、次のトゲを伸ばそうとしているようにも見えます。








上の写真には、大きなものだけで4本が写っています。
それらは地面の中から伸びた指のように、一列に並んでいました。

その他にも短いトゲは地面のあちこちからいくつも、天を突くように生えています。







このエシュ・トームという場所は台地になっていて、下には広い洞窟があります。


台地の上にあったトゲと同じものが、この洞窟の内側にもトゲが突き出していました。

ここのトゲの質感は、地上のトゲとそっくりです。
長くのびた先端は洞窟の地面に刺さったままでした。







台地の上と同様に、こちらも何本も突き出ています。



あと、ドラゴン族のところでよく見かける、紫色のエーテル結晶が、天井から下がっていました。
おかげで洞窟内がほんのり明るく照らされています。

デルタ管区は全域にドラゴン族がうろうろしているので、まるでドラヴァニアみたいです。



ところで、このトゲみたいなの、どこかで見たような・・・


うーん・・・どこだったかな・・・


Σ(ピーン)


はっ!






で、思い出したのがここ。
高地ラノシアの西部、オークウッドの台地です。


崖から半身を露出させているのが、「サラオスの亡骸」と呼ばれる巨大生物の化石です。


霧が出ていて少々見えにくいですが・・・超える力でご覧ください。







「サラオスの亡骸」のへばりついた崖の上は台地になっています。
今回私が気になったのはその台地の風景です。


姿のはっきり見えていた「サラオスの亡骸」の化石以外にも、この場所にはチクチクと天を突く「トゲ」があるのです。


これ、アジス・ラーのトゲと似ていると思いませんか?






アジス・ラーのトゲに比べるとずっと真っ直ぐな形ですが、生物の一部らしい柔らかな弧を描くトゲです。

表面の風化やひび割れの様子、それに、「生え替わりそう」な根元の様子にご注目ください。








巨大な背骨が地面にアーチを作っていました。


左には小さめのトゲ。
右にはトゲっぽくない、折れた枯木のような形の突起。

さまざまな形の化石が地面からそびえていて、いくつかはアジス・ラーの短いトゲに似ていました。



右の突起に付いている巻き貝の化石は「巨大生物に寄生していた」という説が一般的。







巻き貝だけでなく、細い背骨の生物も、巻き付くようにして残っていました。

つまり、ここには「サラオスの亡骸」として崖に現れているたった一個体の化石だけがあるわけではないのです。


背骨のある生物だけでも、「サラオスの亡骸」、アーチを描いている背骨(数匹分?)、小さな背骨など、
少なくとも数匹、もしかしたらとてもたくさんの生物の化石が眠っている場所と言ってよいでしょう。




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「サラオスの亡骸に似たものがアジス・ラーにもある」という事実。
そこに「世界のナゾ」の彩りを加えるのが、最近発表されたある研究成果です。

その研究によって、「この骨(サラオスの亡骸)はリムレーンの神話に出てくるサラオスのものではない」という説が知れ渡りましたね。
(「“サラオスの亡骸”はサラオスのものではなかった!」)



この研究や、これまでに知られている神話上のエピソードをあらためて整理すると、こんな感じ(↓)。
  • もともと水の無かった惑星ハイデリンをもたらすために、リムレーンが2体のシーサーペント(Sea serpent、大海蛇/大海獣)を作った
  • 1体がサラオス、もう1体はペリュコス。2体はたくさん水を吐いたという
  • そうして水が地表にじゅうぶん貯まった段階で、リムレーンは誰かに悪用されないようシーサーペントを岩に封印した
  • シーサーペントは“さまよえる島”になった



それからこの研究で新たにわかったことはこちら(↓)。
  • 高地ラノシアはもともと海底だったが、火山活動で隆起した
  • 高地ラノシアにあるこの巨大生物の化石の正体は、「サラオスの亡骸」という名前に反して、サラオスという個体ではないという見方が有力
  • 真のサラオスはまだ発見されておらず、“さまよえる島”に封印されているらしい




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神様にまつわる話なので「神話」と言ってはいますが、神話をなぞった生物の痕跡が見つかったり、
超える力のときにハイデリンの意思を感じたりすることから考えるに、
エオルゼアにおける「神話」は、かなりの部分を「史実」だと思った方が良いだろう、と私は考えています。


では、神話にあるようなシーサーペントの伝説が始まったのはどんなきっかけだったのか?
何を見たらあの神話が生まれるだろうか? と考えました。


もしも私が神話を作った張本人だとしたら・・・

水がたくさん出て、その前後に大きな蛇に似た生物を見たら、「神様が遣わした蛇が水を生んだ」と考えるだろうと思うのです。



ここまで考えて、私の頭にギラリと閃いた仮説を紹介します。

まとまりがないのはご愛敬。



【仮説】

A) シーサーペント = ドラゴン族
ドラゴン族は、うろこがある大きな生き物であり、脚が退化した個体も多い。
そういう個体は、見る人によってはシーサーペント(大海蛇)と呼ぶかもしれない。

ドラゴン族は長い長い寿命を通じて一個体で進化を遂げ、炎を吐いたり冷気を吐いたりできるようになるらしい。
ならば、中には水を生むドラゴンがいて、乾燥した土地に水をもたらしたなんて出来事があったかもしれない。



B) かつてラノシア地方にもドラゴン族がいた
エオルゼアの北西部、ドラヴァニア地方に生息していたドラゴン族は、数千年以上も前にその一部が南下し、
ザナラーン地方やラノシア地方よりもずっと南方にあるメラシディア大陸にまで到達したらしい。

旅の途中、ラノシア地方の海域で休憩し、一部はラノシアに居残ったかもしれない。
大型の個体(サラオスという名ではない)が死んで水没し、やがて火山活動で地形ごと地上に現れたものが、
高地ラノシアの「サラオスの亡骸」になったのだろうか。

その大型のドラゴンが水を生んだのか、あるいはたまたま洪水か大雨のタイミングにドラゴンが通りかかったか、
とにかく地形が変わるほどの水と同時期に、ドラゴン族の目撃があったのではないか。

A説の延長です。



C) 高地ラノシアとアジス・ラーにある「トゲの主」が「2体のシーサーペント」
  • 高地ラノシア: 崖の側面に露出した「サラオスの亡骸」ではなく、台地の中に未だ埋没している「トゲの主」
  • アジス・ラー: こちらも土地の中に埋まっている「トゲの主」

どちらも全貌は未発掘なので、どちらが真のサラオスだとしても、「サラオスは未発見」とされるこれまでの研究結果と矛盾しない。

ただし全貌が見えないので、果たしてそれぞれの土地のトゲがそれぞれ一個体のものなのかは不明。
(シーサーペントが本当に伝説通り2個体だけだったのかも不明だけど)

それに、2か所にあったからといって、両方まとめて「2体のシーサーペント」と片付けるのは安易かもしれない。

推測の部分が大きい説。



D) アジス・ラーのデルタ管区 = “さまよえる島”
巨大な生物を封印し、地上の人から隠す場所として、アジス・ラーであれば“さまよえる島”の役割を十分に果たせる。

アジス・ラーのデルタ管区は、やっぱりもともと地上の土地だったのか?
アジス・ラーにはザナラーンっぽいところもあるし

雲海を漂うアジス・ラーが“さまよえる島”だとすると、
最初にそう呼んだ人はアジス・ラー(にあるこの土地)を目撃しているということ?

死んだシーサーペントを含む土地が、アジス・ラーの方へ飛んでいった?

それともラノシア地方にアラグ帝国人が来て、シーサーペントを載せた土地を上空へ連れ去った?
飛んでいくのを見た当時のラノシア人が「リムレーンの御わざ」として神格化した??

人為的に飛ばされたとしたら、目的は?

むむむ、憶測が過ぎるかもしれない・・・
もにょもにょ・・・




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というわけで、アジス・ラーと高地ラノシアのトゲが似ているということと、
ドラゴン族という材料をつかって、シーサーペント伝説に迫る推測をしてきました。

  • トゲの正体は何者なのか
  • シーサーペントとは何者だったのか
  • どれがサラオス/ペリュコスという個体なのか
  • アジス・ラーとはどういう土地なのか
これらの疑問点があるわけですが、例によってはっきりしたことはまだ解明されていません。









仮説B、「『サラオスの亡骸』の個体がドラゴン族かもしれない説」を考えるのに、
また別の材料をご紹介しましょう。


まずは「サラオスの亡骸」の顔をよく見てくださいね。








で、今度はこれ。

クルザス西部高地の崖上に横たわる巨大なドラゴンの死骸、通称「ザ・ウォッチャー」です。


ドラゴン族は一個体で独自に進化するとはいえ・・・
この両者の顔、あまりにも歯並びがそっくりなのです。

細かい観察をすると、
  • 上あご・下あごとも、真ん中の2本の歯の間に少しすき間がある
  • 上あごの中央の歯と、そのすぐ外側の歯との間隔は、それより外側の歯の間隔より広い
  • 下あごの歯はスカスカ、上あごの歯はぎっしり
という具合。


やっぱり「サラオスの亡骸」はドラゴンだったのかもナー。








ちなみに。



ここまでの話に関係があるのかないのか、さっぱりわかりませんが、ちょっと気になったものも併せてご紹介します。


アジス・ラーのデルタ管区で、トゲのある洞窟の地面に、不気味な形の岩?がありました。
この写真で光っているエーテル結晶ではありませんよ。
ふちがいくつものこぶになったような、平たい皿状の岩?です。

岩・・・なのかな?

うーん・・・


なんだかこれも生命の痕跡を感じる形です。

例えるなら、足跡とか、フンや寝床の化石とでも言いましょうか。
もしや超巨大生物の歯かも、と考えるのもロマンたっぷりですね。





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読んでいてわかりにくい、ですよね・・・
記事を書いている人の中でロクにまとまっていないからです・・・



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4 件のコメント:

  1. またまた面白い発見ですね!
    ザナラーンとの共通点、ラノシアとの共通点とくるとグリダニアに関連するものがあるのではと期待してしまうwwww
    といっても、アジス・ラーが辺境のエオルゼア3国だけに関連があるともかぎらないですね
    でもでも、3つながりで3闘神につながったりしたりしなかったり・・・

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    1. コメントをありがとうございます!
      私も同感でして、グリダニアっぽさ、イシュガルドっぽさなど、地上国家の雰囲気をアジス・ラーで探しているところです。
      何のために浮いているのか、なぜ無人なのか、いろいろ解明されるかもしれません。

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  2. これも気になってました~。確かにサラオスの亡骸に形状が似てるんだけど、近くでみるとサラオスは骨っぽい材質、アジス・ラーのは岩のような材質にみえるのが気になりました。あとサラオスの方は他にも化石がたくさんあるのに比べてアジス・ラーのはトゲしかない。アジス・ラーのは骨ではなく、岩が変形したものかも?皿状の岩はトゲが生える前の状態かもしくは折れちゃった跡とか。なんでそんなことになったかはさっぱりですがw アラグ帝国が滅んだとされる第四霊災が地震によるものとされてるけど、島を空に浮かべちゃうような技術力があるのに地震で滅んだりするのかな?ってあたりの疑問の答えにもなったりして?
    みよよさんのおかげであれこれ考えがめぐって楽しみにw どうもありがとー^^

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  3. アジスラーを見つけたベラフディア人辺りがリムレーン神話の出どころかもしれませんね。ベラフディアン人たちの間では12神信仰があったみたいですし(アーゼマ・ジャッジとか)

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