東ザナラーンから始まった「アラグ陽道を日の動きに合わせて歩く旅」。
中央ザナラーンと西ザナラーンを抜け、ついに終点が近づいてまいりました。
ここは西ザナラーンの交易拠点ホライズンからさらに西の、「足跡の谷」から続くトンネルです。
このトンネルはただ岩盤を掘ってできたのではなく、木材と石組みで補強されていますね。
さすが交易路。
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シリーズ「アラグ陽道を日の動きに合わせて歩く旅」、今回は第11回目、最終回です。
(序章 第2回目 第3回目 第4回目 第5回目 第6回目 第7回目 第8回目 第9回目 第10回目)
薄曇りの夕方となりました。
アラグ陽道という古い名前の道をたどって歩き、終点にあったのは、
なんとおなじみの町、ベスパーベイでした。
メルトール海峡、ロータノ海に面した商港で、ウルダハの海の玄関口ですね。
冒険者として何度も何度も訪れる、ここベスパーベイも、かつて第七霊災で大きな被害に遭ったとか。
ウルダハの東アルデナード商会が出資して大型船が停泊できるように港を整備したおかげで現在の形になったそうです。
商会のトップが、この豪商ロロリト氏。
本人よりちょっとオトコマエに作ってあると噂の銅像ですが、つい真似してみたくなるのです。
私もお金持ちになれますように。
こちらが件の港。
フェリードックからは海峡を越えてリムサ・ロミンサへの定期船が就航しています。
近くでは、ララフェル族の商人が大きな体躯のルガディン男性を荷物運びの人足にこき使っていて、
ザナラーン地方の、種族による階級社会を感じました。
港近くに門を構えるお店にふらりと入ってみました。
ところがこの店員さん、私を見ても商売気のある言葉の一つも言いません。
ちらっとこちらを見たきり、声もかけず。
あれ? お店じゃなかった??
不思議に思って外へ出ると、お店だと思って入った扉の上にチョコボポーターの看板が掛かっていました。
どうやらここはチョコボを使った貨物便の受付事務所だったようです。
表にもチョコボポーターのスタッフがいて、こちらは冒険者でも利用できるものでした。
おや、そうこうするうちに日も暮れてしまいました。
ナゾが一つ解けたところで、ご飯にしようかな。
魚介も交易品も手に入るこの町は、じつは隠れた食の穴場。
てろってろに酔っ払ってしまっている人を横目に、私もまあ、軽く、ね?
じゃあ、まずそれをいただきながらこれとそれを。
あ、できた?
ささ、持っていらっしゃい。
ロズリトオイスターおまち! 柑橘を搾ってペロリ!
ロズリトオイスターに柑橘を搾ってペロリ!
オイスターに柑橘、ペロリ!
ヒエー!
えっ? 裏メニュー? ほほう・・・
ヌシの。そう、リベットオイスター、大きいねこれ。
ペロリ!
ヒエー!
パッツパツのお腹を抱えて、夜の町を散策しました。
あ、砂の家って、灯台を兼ねていたんだ。
何度も通っているのに知らなかったナー。
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さてさて!
お腹いっぱいになったところで、「アラグ陽道を日の動きに合わせて歩く旅」は落着です。
東ザナラーン、ウェルウィック新林をスタートしたのが一日目の朝でした。
ベラフディア文明の遺跡を見て、キャンプ・ドライボーンへ入りました。
中央ザナラーンではアマジナ鉱山社の線路を辿り、シラディハ遺跡にも出会いました。
その夜はブラックブラッシュのコッファー&コフィンで休んだものです。
翌朝、西ザナラーンへ突入したこの道は、再びベラフディア遺跡を通り抜けつつ、
現在は、ウルダハを支える交易路としても発達していることがわかりました。
丸々二日かけてゆっくりと街道沿いの景色を眺めて歩き、それを長編シリーズにまとめながら振り返り、私にとっては二度楽しめる旅となりました。
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この旅にはもう一つテーマがありました。
それは『アラグ陽道の名前の由来は?』というもの。
意外なことに、アラグ陽道の周辺で、アラグ文明の痕跡はほとんど見つけられませんでしたね。
科学技術を誇った古代アラグ帝国は、エオルゼア全土を手中に収めるほど繁栄したにもかかわらず、
その繁栄の極にあたる第三星歴末、今からおよそ4,000年前に、自ら滅んだとされています。
滅んだとはいえ、この地上に無数に点在していたはずの帝国の痕跡。
それらを消し去ったのは、その後も相次いだ霊災と、長い年月に伴う風化でした。
かくしてアラグ帝国は、歴史の中に存在していたかどうかも疑わしいほどの伝説と化していき・・・
ところが、運良くずっと地中に埋没することで破損を免れていたアラグ遺跡が、最近になって、きれいなままで出土しました。
代表的な二つが、モードゥナの銀泪湖北岸と、南ザナラーン・サゴリー砂漠で見られます。
この二か所の遺跡に挟まれたザナラーン地方を、今回歩いたアラグ陽道は東西に貫く道であるわけです。
ですから、現在のアラグ陽道周辺の土地も、かつてアラグ帝国の人々が利用していただろうと私は考えています。
後年、第六星歴になって、ベラフディアやシラディハやウルダハといった文明が栄えたことから、
アラグ帝国滅亡後も、明らかにザナラーン地方にはたくさんの人々が暮らしてきたことがわかります。
このザナラーン地方が、人々にとって暮らしやすい土地であったことの表れなのではないでしょうか。
今回しらべたかぎりでは、アラグ陽道が、アラグ帝国時代にも街道であったかは不明です。
ただ、これらの状況証拠から、「この道の周辺がアラグ帝国時代にも使われていた土地であっただろう」とだけは言えると私は思います。
そしてこれからも、ザナラーン地方はこの道を中心に栄えていくことでしょう。
なにしろリムサ・ロミンサ、ウルダハ、そしてグリダニアの三大都市をつなぐ重要な陸路なのですから。
さて。
次はどこを歩こうかな?
<シリーズ完>
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私の大好きなシリーズもとうとう終りですね。
返信削除とても素敵な旅でした。
こうして色々考察してじっくりと見る事が出来るのは才能だと思う。
私にはここまで出来ないから羨ましい。
サゴリー砂漠の遺物も4000年前のものと思うのと思わないのでは大きな違いなの。
教えてくれてありがとー!
次はどこを教えてくれるのかな。
楽しみ楽しみ♪
本シリーズを楽しんでもらえて良かったです。
削除シリーズ記事って、だんだん厚みが出てくるように見えますよね。
でも気をつけて! これはただのおさんぽ!
何気なく言い放った一言が火をつけた・・・のかもしれない今回のシリーズ記事
返信削除今回もワクワクしながら読みました!!
いつもはテレポで吹っ飛んで行ったり、マウントを駆けて走り抜けるこの道の景色を
みよよさんと一緒に歩いたつもりで記事を読みながらお散歩してましたw
次のシリーズも楽しみにしています!!💪( ˙ω˙ 💪)
まったく何がきっかけになるかわからない、ぶらぶらのおさんぽ人生が
削除ついに巻き込み/巻き込まれ型に発展しつつあるようです。
このシリーズでは、かなりのんびりと観察してみておもしろかったです。
次かあ・・・次ね・・・
シリーズ完結お疲れちゃん!
返信削除連休中に私もエオルゼアをのんびり探索しようと思っていたのですが、ほとんど寝てばかりでした(´Д`)
ついこないだやっとバハムート真成編をクリアしまして第七霊災の真実を知ったのですが、その辺りを
踏まえて改めて読み返すと見えてなかった部分も見えるようになって面白い^^
ちゃんと歴史背景があるものの、ゲーム内でしっかり語られているわけじゃないけど、ヒントはたくさん転がってますよね。このシリーズに関わらず、みよよさんのブログで知れたことは数知れません。どうもありがとー^^
これからも楽しみにしております(*´ω`*)ノ
キャスコッチャさんも、コメントを通じて様々なヒントをくださっていて、大変ありがたく感じています。
削除アラグ時代を探るには、やはりザナラーン地方の分析が面白いですね。
今後も呪術士ギルドやコイナク財団による遺跡調査がすすむことを祈っています。